上野村:複合的利活用による地域の活力向上
「全村!全力!全活用! 小さな村の大きな挑戦!」

上野村・村内施設

上野村では、「全村!全力!全活用! 小さな村の大きな挑戦!」をキャッチフレーズに、過疎への挑みを経て、「自立」から、「持続」を目指し、一環として、上野村の「地域資源ストック」の再評価と価値創出、その活用を工夫し、進化を描き、実行しています。

地域の木質資源の活用を目的とし、村内で製材・木工加工、菌床栽培の施設を設置し、複合的な利活用を進めることで産業を作り雇用を創出しています。燃料についてはペレット工場を村が整備、村内の温浴施設(指定管理)と福祉施設へのペレットボイラー、しいたけの菌床栽培施設に熱と電気を供給する木質バイオマスガス化熱電併給設備の導入を実施、一般家庭のペレットストーブの導入を行い、集合的な施設だけではなく住民が直接効果を実感できる仕組みとなっています。
エネルギーの地産地活に始まり、脱炭素社会の実現を目指すことで、地域の住民が「シビックプライド」を持ち、地域の未来を輝けるものへ。魅力あふれる、進化する地域の姿を発信し続けています。

プロジェクトのキーマン

上野村では、村長のリーダシップの下、多くの職員が活躍しています。
また、従来からの村民の皆さんにIターン者も加わり、林業現場や木材加工、エネルギー利用など村づくりの様々な場面で活動しています。

事業主体

上野村

キーワード

地産地消、森林の計画的利活用、自治体主導、小規模分散型、未利用材利活用

事業概略図

事業主体の役割

詳細情報
概要 事業主体の役割 自治体が森林資源利活用に関する長期計画、エネルギー関連施設を整備。燃料製造施設、需要側施設ともに村営で実施。原材料の調達は村内の林業事業体が担う。
地域特性 森林率95%、人口1,043人のうち21%がIターン者。
開始時期 2011年にペレット工場・ボイラー3基導入
需要先 需要施設の運営形態 ホテル・温泉(村営・3セク)、きのこセンター(村営)
熱の用途・目的 温泉加温(熱ボイラー)、きのこ生産施設内電気・冷暖房(ガス化CHP)
燃料 燃料種 ペレット(一部炭の製造も)
年間消費量 ペレット約1,600t(全て村内製造)
原料 原料種 スギ、広葉樹

つながる、出会う

情報更新日

2024/12/20 最終更新