あわら三国もりもりバイオマス
もりもりバイオマス株式会社 ・坂井森林組合
地元の民間企業等で組織された「もりもりバイオマス株式会社」が近隣3か所の宿泊温泉施設に木質チップボイラを同社の投資により導入、燃料の供給・ボイラの管理を全て担い、熱を施設に販売しています。事業運営は構成企業が担い、坂井森林組合がバイオマスセンターで調達した地域の未利用間伐材を乾燥、チップ化後に各ボイラへ供給、マルツホールディングスがボイラのメンテナンスや運用を行っています。熱は宿泊施設で温泉の加温・給湯や暖房用に利用されており、石油代の削減に大きく貢献しています。
坂井森林組合 齊藤正実氏(写真左)
㈱マルツホールディングス 大城謙治氏(写真右)
プロジェクトのキーマン
もりもりバイオマスの熱供給事業は株主であるマルツホールディングスと坂井森林組合が中心となって運営しています。マルツホールディングスの大城氏と坂井森林組合の齊藤氏は開発段階から中心的に関わり、現在も事業運営の要を担っています。3か所の温泉ホテルへの熱供給事業は、導入した各ボイラをいかに安定的に稼働させるかが重要です。大城氏が日々稼働状況をチェックし、メンテナンスを担い、チップの安定供給を齊藤氏らの坂井森林組合が着実に担っています。特に燃料の品質がボイラの稼働の安定性に与える影響は大きいため、大城氏と斎藤氏がコミュニケーションを密に交わし、協働でシステム全体の安定的な運営を支えています。
事業主体
もりもりバイオマス株式会社 、坂井森林組合
キーワード
ESCO型, 民間主導, 林産業者の主体性
事業概略図
事業主体の役割
詳細情報
概要 | 開始時期 | 2017年 |
需要先 | 需要施設の運営形態 | 宿泊温泉施設(民間) |
熱の用途・目的 | 給湯・暖房・浴槽昇温 | |
ボイラ | ボイラタイプ | 温水ボイラ |
熱量規模・出力 | 120~300kWのボイラを3か所6基 | |
燃料 | 燃料種 | チップ |
年間消費量 | 2,000t-チップ/年 | |
原料 | 原料種 | 未利用木材 |
地域 | 地域特性 | 観光業・農業,海から山まで,2自治体横断 |
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情報更新日
2023/04/01 最終更新